苦土苦土

Happy village farmのゆめみそらトマトを育てている平林畑(ハウス)の土壌化学性の分析結果が出て来ました。
ついに!苦土(マグネシウム)含量が基準域に入ってきました。
この畑は借りた当時から石灰過剰&苦土欠乏の困った畑で、ハウスを建てる前の1年目は大豆を作付けたものの、三分の一が枯れてしまった畑だったのです。
平林3-14年      平林3-17年
(左)枯れた時のデータ → (右)今回(2/17サンプリング)の分析データ

相変わらずpHは高く、石灰も過剰は続いているけれど、苦土がしっかり付いてきたのが分かります。
ここまでの苦土の推移をグラフにするとこんな感じ。
平林3推移
一般的にはキーゼライト(硫酸マグネシウム)で改良すべきところなのだが、なぜかこの畑はキーゼライトを施しても苦土が増えなかったのです。ハウスを建てた後、腐植酸資材を毎作毎作入れてきたのだけど、そうしたら、少しずつ苦土が増えてきたのです。腐植酸資材からも苦土は入るのだけれど、この増え方が説明できる量ではなく、むしろ最初に投入したキーゼライトの苦土はこれを説明できる量だったりします(2me分くらい入れているので)。
腐植酸が入ることで、緩衝作用が変化したのかもしれないなぁと考えています。

摘心2本仕立て苗の途中経過

トマト苗を摘心して2本仕立て苗にする方法の検討について、やはりオーキシン理論の通りになってきました。
IMG_3188.jpg
本葉3枚目の一部を残しておくことで、本葉1枚目と2枚目の基部の腋芽が伸びてきます。本葉2枚目の葉柄のみにしてしまうよりは光合成面積は稼げているし、どちらかの芽が極端に強くなってしまうようにはならないようです。一部子葉節からも出てくるものがあり、子葉節から出るとそれ以外からの芽ぶきも影響を受けるようにも見えるので、もう少し観察して結論づける必要がありそう。子葉節の腋芽2本で仕立てる苗もつくり、本圃へ植えて比較してみようと思います。

ジャガイモ生地のキッシュ

キッシュ(仏: Quiche)は、卵とクリームを使って作るフランス、アルザス=ロレーヌ地方の郷土料理(wikipedia)とのことで、本来はパイ生地やタルト生地の上に具材と卵とチーズを乗せてオーブンで焼いてつくるもの。

今日はジャガイモの薄切りを生地のようにフライパンで焼き、その上にフィリングを乗せて、そのままフランパンで蒸し焼きにしてキッシュ風にしてみました。
IMG_3191.jpg IMG_3192.jpg
フィリングは、ルッコラと九条ねぎをニンニクとオリーブオイルで炒めたもの、トマトジュース少々とケチャップをかけ、チーズを乗せたところに溶き卵に豆乳を加えたものを流し込みました。

子どもたちにも好評。ポイントとしては、ジャガイモにも塩味はしっかりつけておいた方が美味しいようです。

トマト苗の摘心

今年はトマト苗を摘心して、腋芽2つを伸ばした二本仕立て苗をつくる予定です。
IMG_3105.jpg
摘心2本仕立ては2つの頂芽・主枝があり、苗の作り方にもよるけれど2つの主枝が同じくらいの勢いになるので、畑に植え付けた後も揃えやすいのです。しかしその半面、育苗期間や収穫開始までの期間は長くなります。今までは本来の主枝側からの収穫が出来るだけ早まるようにしたかったので、本来の主枝+第一花房下の腋芽を伸ばした側枝の2本仕立てで栽培してきたのですが、昨年から作型が長段(16段)収穫になったので、つる降ろしの際に2つの主枝が逆方向に誘引されていることによって、茎がバキンッと折れてしまうことがありました。かなりダメージが大きいので、もっと低い位置から2主枝をそれぞれの方向に誘引しておく必要があると思えたわけです。

そこで!

二本仕立て苗をつくることにしました。
ある程度育てた時点で頂芽を切り取り、本葉部分の基部に隠れている腋芽を目覚めさせて伸ばします。

トマトの二本仕立て苗の作り方については、第一本葉と第二本葉の腋芽を均等な勢いで伸ばすとそれぞれ主枝として揃うとの情報がありました。これにならって本葉3-4枚の時期に摘心して本葉2枚目を葉柄のみにする・・・・

で、できない。

少しやってみたけれど、手が自然と止まってしまう。

違う、そうじゃない。

なぜって、光合成する葉っぱが半減してしまうじゃないか!

そもそも本葉2枚目を葉柄だけ残して摘心するのは、本葉2枚目をそのまま残すとその下から出た側枝の方が、第一葉から出た側枝よりも強くなってしまう頂芽優勢が働くためと考えられます。頂芽優勢を司るのは、細胞分裂している組織から放出される植物ホルモンのオーキシン。既に展葉を終えつつある第一葉よりも、まだ展葉の余地を残している第二葉の方が細胞分裂をしている部分が多いし、位置的に上位にあるため、第二葉由来のオーキシンの方が強く、その基部から発生する側枝が第一葉基部から出るものよりも優勢になるという理屈でしょう。

しかし、植物ホルモンバランスから言えばそうですが、そもそもの活動エネルギー源の光合成面積を減らしてしまっては全体の伸びが遅くなってしまう。光合成なくしては根張りもままなりません。
光合成と根張りで作物自身でバランスをとるように育てたいうちの育苗やトマトづくりらしくない。

そこで、3つを比較して育苗してみることにしました。
1.本葉3枚展開初期に第3葉下で摘心。第二葉を小葉2つのみ残す。最もマニュアルに近い方法。2/16実施。
2. 4日後、本葉3枚目展開中に本葉4枚目下で摘心。本葉3枚目を小葉2つ残し、本葉2枚目の先端を少し切り葉する。
3. さらに4日後でもっと大きくしてから、2と同様に行う。本葉2枚目の切り葉は極少なくして光合成面積を確保。

要は、オーキシンレベルを整えればいいので、本葉3枚目の頂芽優勢とオーキシンの力を活かして、本葉2枚目の腋芽を抑え、本葉1枚目の腋芽とバランスしてあげようと考えたわけです。これで光合成面積は本葉2枚目の葉身を切り取ってしまう方法の倍以上確保できることになります。場合によっては3つの腋芽が伸びてしまうけれど、畑に出すまでに2つに揃えることにします。

さぁ、どうなるか。

果実内発芽

茄子のタネは出来るだけ果実内で熟させた方が良いので、果実丸ごと越冬させ、冬のどこかでタネにしています。
が、例年忙しくてタネまき直前に果実を割ってタネを取り出すパターンが続いています^^;
今年もご多分に漏れず、雨水前になってタネを出してましたが、

なんと!

穂発芽ならぬ果実内で発芽している!

茄子の果実って種子を休眠させる物質を含んでいるので、果実内にある限り、果実が腐りでもしない限りは発芽しないものとタカをくくっていました。

そういえば、果実は家の中でも最も暖かいところに置いておいたのでした。
そりゃ、タネっていうのは、植物にしてみれば出発点ではなく、胚発生から途中休眠している状態だから、温度や水分が適度なら発芽するってことなのか。子葉が緑化しているものもあったので、果実内に透過した光でも葉緑素の誘導もできるのでした。

驚きでした。


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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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