スナップエンドウの追肥

4月に入って本格的に花が増えてきたスナップエンドウ。このままいくと2週間後くらいから収穫になるかなと思われました。ここまでの栽培では、エンドウは茎葉と根しかなかったのだけど、花が増え、莢の肥大がどんどん始まると、果菜類らしく茎葉、果実(莢)、根の3つのバランスが大事になってくると思われます。莢肥大で草勢が低下する前に手を打っておくなら今かなということで追肥をしました。
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通路マルチをめくると根が通路まで来ているのがわかります。通路には敷き藁も入っているので、その付近に堆肥(有機凛々)を播きました。窒素成分で1.7kg/10a相当。ワラの分解を促進して、そこに関わる生き物の活動を通じて、エンドウに養分が渡るといいなというイメージです。
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トマト定植完了

今日は清明。育種&採種のトマト174株を植え付けました。6cmポットで花芽が見えてきている段階でダイレクトに植えました。育種系統用ハウスは昨年秋にトマト残さを鋤き込み、その後秋冬にかけて無施肥で葉ものを1作、十分すぎるほど育ちました。今日も無施肥で植え付けです。若苗定植の場合は元肥無施用が基本です。
これで春のトマト定植は一通り終了。
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昨年は、出荷用トマト(ゆめみそら)の最も早いもので4/12定植、多くは穀雨4/20頃の定植だったので、開花は立夏頃となり、収穫は夏至からスタートになりました。
今年は春分(3/23〜3/31)定植、清明で開花してきているので、小満(5/21)頃からの収穫が始まりそうです。二十四節気通りに進んでいるように見えます。季節が自動的に調整してくれているというよりも、播種や鉢上げのタイミングを二十四節気と新月に合わせて行ってきたので、栽培者もトマトもリズムをつかみ易いのかもしれないなと思っています。
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写真は3/23定植の「ゆめみそら」トマト。頂芽と第一花房直下の側枝をつかった二本仕立てにするのですが、すでに第一花房直下の腋芽が意を解したように第二主枝となるべく伸びてくれています。

トマト鉢替え

トマト“ゆめみそら”と“あまつそら”の苗を6cmポットから9cmポットへ鉢替えしました。一般的なトマトの苗づくりでは、苗箱や小さな穴のセルトレイで芽出しし、2週間ほど育てた小さな苗を9cm〜12cmポットに鉢上げし、そのまま植え付けまで50〜60日ほど育苗するのですが、Happy village farmでは288穴セル苗で発芽から一ヶ月、6cmポットに一旦鉢上げして1ヶ月間育てています。ダイレクトに9cmポットに上げるよりも一旦6cmで大きくした方が、根の分岐が早くから増え、地上部は葉数は同じでも1つ1つのパーツが小さめに育ちます。ちゃんと花芽も粟粒くらいの大きさに見えてきています。小さくても60日間育苗している日数分の発育は確保できています。「遅い生長と早い発育」っていう生育パターンです。
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直根、分岐根、根毛も出ているしっかりした根群が形成され、それに伴って地上部も小さいのに形が整っていて、盆栽っぽくなるイメージです。
この方法だと、育苗スペースが小さくて済み、早くから葉の形が整い、バランス良く育ってくれます。三つ子の魂百まで。ここでしっかり手間をかけることで、葉の茂りと花芽と根の3つが自律的にバランスして育つ素養が培われると考えています。

鉢替えは9cmポットに6割程土を入れておき(スピードポッターという土詰め器具に、6割分だけ土を入れるオプション板を当てると可能になる)、中央に穴をあけて6cmポットを置き、その周囲に土を丁寧に入れていきます。まぁ、手間はかかります^^;
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苗を苗床に戻す時に、1列ずつスペースを空ける“苗ずらし”の間隔で並べます。
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通常の9cmや10.5cmポットへのダイレクト鉢上げでもこのくらいの大きさで苗ずらしをするものですが、その時にはすでにポット内に根が回りきっている状態です。こちらはこれから9cmポット内の新しい土領域に根が伸ばせます。苗ずらしから10日から2週間で畑へ定植となるのは同じですが、9cmや10.5cmポットだと老化苗に陥りやすいのですが、この方式だと老化しにくく苗齢をかせげるというわけです。

植物の生育には、「生長」と「発育」の2つの捉え方があり、それぞれに「速い/遅い」「早い/遅い」があるので4通りの組合せが考えられます。高冷地のハウス無加温栽培でトマトをつくろうという場合は、「遅い生長」(育苗スペースの節約、老化防止)と「早い発育」(花芽着生位置を下げる、早生化)の組合せが有利であり、そのための育苗っていう考え方です。

カボチャの選抜&たねとり

わた家では春が近づいてくると、貯蔵しておいたカボチャのたねとりが忙しくなります。純粋な調査だと10個も20個も同時に切って、果実の味を確認してたねとりする個体を選ぶのですが、そこは自家用自給用を兼ねているので、1つ1つ味見をしつつ、前のより良いとか劣るとか判断しています。いきなり料理に使うのではなく、一部を蒸かして、味付けなしで味見し、選ぶのです。
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写真はHappy village farmのオリジナル品種「福ちゃん」と自然農法センターの「カンリー2号」を掛け合わせたものの1つ。カンリー2号はF1品種、福ちゃんは固定種なので、福ちゃんベースでいろんな個体が出現してきましたが、そのなかで小ぶりでずしりとしていたものを選んでおいたものです(花粉は袋がけして自殖させてあります)。この時期でも粉質をそこそこ保っており、果実は小さいけれど、果肉が厚く、加熱した時の果肉色は橙色。とっても甘い。いいです。とりあえず採種対象にしました。

果肉に厚みがあって、味もよく、たねが大きくてたくさん入っていて、日持ちが良いっていうことは、いいことづくめのようですが、こういう個体は果実が大きくなりにくいか、とっても晩生or着果位置が高くなることが多いのです。こんな風にいろんな角度から考えてながら選んでいます。

トマトの鉢上げ

旧暦師走朔日(1月10日)にタネまきしたゆめみそらトマトを鉢上げしました。一昨日と昨日と信州ぷ組の土壌診断合宿で留守にしていましたが、ハウスは閉めに来たり開けに来たりと行ったり来たりしていました。うちのハウスの前の道は奥は車両進入できない細道になっているのですが、道が細くなる直前に小さな社があります。特徴のある木が3本生えていて、農地を借りた時からずっと気になっていたのですが、ある時隣の農家さんが権現様と呼んでいるのを聞いて、よ〜っく鳥居をみると、白山神社と書いてあるのでした。この社は地図にも載っていないので、この地区の氏神さまなのかなとも思います。うちの畑もこの社の横を流れる用水の水を引き入れて使っており、その用水の水も元を辿ると、波田白山から流れ出る「中沢川」と「黒川」の水。地元の山の神さまを田の神、家々の神さまとして御迎えしているのかなと思っていました。そして昨日は祭事の旗が立っており、白山菊理大権現の文字が。お詣りし、トマトを鉢上げするとご報告しました。権現様、今年もトマトをよろしくお願いします。
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っというわけでトマトの鉢上げです。
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ややバラつきもありますが、288穴で発芽から一月、概ねイメージ通りの根張りが出来ていましたこれを6cmポットに鉢上げしました。

こちらは立春(師走26日)に播種した育種系統群。今年は48系統あります。
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ミニトマトの1系統が他よりも早く発芽しています。1月に播いたときよりもずっと設定温度を低くしており、この系統はおそらく低温でも発芽できるのでしょう。以前ヨーロッパの品種をつくったときに、やはりこれと同じ現象をみたことがあるので、低温発芽性って遺伝因子があるのでしょうね。こういうのは育苗のときにしか見えない形質なので、しっかりチェックです。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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