土ぼかし/テネモス堆肥の育苗試験

テネモスキャベツ110624
今年の初夏どりキャベツは、従来やってきた嫌気ぼかしの40日前溝施肥と土ぼかしの定植当日表面施用とを比較栽培しています。土ぼかしとは、有機物(米ぬかや油粕、鶏糞など)と畑土とを混ぜて発酵分解させた資材のことです。

わたわたは平飼い無薬養鶏の鶏糞を使って、容積比で有機物2:土1(重量比では1:1)に混ぜた物に圧搾絞油粕少々を混ぜて、糖蜜を混ぜて好気的に発酵させたものを作りました。このレシピのオリジナルは木の花ファミリーがテネモス国際環境研究会の指導のもとで作っているテネモス堆肥です。テネモスの指導では、発酵温度70℃まで上げることを3〜4回繰り返すことになっており、木の花でも出来るだけ高温で発酵するように試行錯誤を繰り返しました。わたわたも春先に切り返しを手伝いに行って感触を得てきました。

しかし、鶏糞の違いなのか畑土の違いなのか、わたわたが作ったものは40数度までしか温度が上がらず、アンモニア臭もなく発酵が終息してしまったので、そのまま乾燥させて使うことにしました。

で、木の花からもテネモス堆肥2種(葉もの用と果菜用)をもらってきて、自家製土ぼかし、従来使っているEM嫌気ぼかしも入れて、レタスで育苗試験をすることにしました。

せっかくなので、畑の土(2種類)による違い、資材(4種類+無施用)による違い、そして施用方法(鋤込み、表面、無施用)による違いを絡ませて、資材の効果の及ぶ範囲を探ろうとしました。
土ぼかしポット育苗試験
ポットに詰めた土に対して、250kg/10a相当の各資材を添加し、翌日にレタスのタネを播き、3週間育てました。
そしてレタスの生育だけでなく、雑草の反応も調べることにしました。
結果は・・・結構、複雑です。

生データでは分かりにくいので、データを集計して傾向を見ることにします。
レタス生育2
資材の効果は統計的にあるだろうと出ました。EM嫌気ぼかしは無処理と差がありません。混ぜたり乗せたりして翌日タネまきといった使い方には向いていないので当然の結果です。土ぼかしやテネモス堆肥は生育促進作用がありました。

もっと詳しく見てみると
レタス生育1
木の花のテネモス堆肥2種は鋤込みでも表面施用でもレタスの生育差がないのですが、自家製の土ぼかしは鋤込みしないと生育促進にならないといった反応でした。

畑のキャベツは表面施用でも良く育っているように見えますが、資材の違いなのか、レタスだからなのか、初期生育期だからなのか、逆に根張りは良いとか、色々考えられますが、ちょっと特徴ある反応でした。

雑草の反応はどうか?
レタス生育3
土に何か加えると、雑草が発生するというのはセオリー通りですが、資材によって程度差があるように思われました。
やはりEMぼかしには雑草誘発作用がありますね(これを逆手にとってやっているのが、EMぼかしで雑草を誘発させて芽が切れたところで、Qホー除草し、ぼかしとともに表層で分解させてしまうという方法ですから)。

ここまでの育苗試験では、まぁ土で分解させた有機物ならではの常識的な反応でした。一部の苗はそのまま継続して育苗し、その後の生育も見ていこうと思っています。

キャベツの圃場試験の結果はあと10日ほどで出るでしょうか? こちらは土ぼかし区に特徴的な育ち方をしているようです。調査が楽しみです。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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