土壌診断


新しく借りた畑(ダイズ作付け中)の土壌化学性診断結果がでました。ダイズがあまりに悪いところが畑の1/4ほどあるので、分けて分析に出しました。結果、化学性に違いはありませんでした。ここは波田の台地の上ですが、中沢川という小河川によって運ばれた土砂が堆積してできた土地なので火山灰土ではなく、沖積土としての特徴があると予想されていました。やはりCECは16、そして有効態リン酸は十分量がありました。

元々地主さんのおばあちゃんがダイズを無農薬で牛糞堆肥を入れて作っていたとのことでしたし、かつては水田だったことがあるという話も聞いたので、水田だった土地に堆肥と石灰を長年入れながらつくってきたのだろうなということがうかがわれます。

ダイズ生育の違いは水はけなど物理性によるものと思われました。

化学性の問題点としては苦土が少なく石灰が多い点です。塩基飽和度が100%程度で、pH(KCl)が上限ギリギリなので、水マグなどの苦土資材を入れての改良対策がとれないですね。下層土による土壌希釈の可能性も考えられるものの大きな機械を入れられない場所なので、下層土と混ぜることもできない。

普通に考えると、とりあえずこのまま様子見ですね。
しかし後作はタマネギなので、リン酸の効きを良くする意味からも、苦土を補いたいところ。

というわけで、以下、思考過程をメモしてみます。
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化学性補正は緩衝能を測らないと難しいが、足りない量をまず計算上で把握してみよう。

CEC=16の20%の苦土(MgO)は、3.2me。現状が1.8meとすると、あと1.4me。苦土1.4me/100gD.S.は、28.3mg/100gD.S.。つまり28.3kg/10a・10cm相当量。うう~む、結構多いな。施肥で少し補おうにも一気に加えるのは無理な量だな。

大町農産の豚糞堆肥の苦土含量は以前0.84%(乾物100g)という数字があるので、1t/10aで、水分50%として苦土4kg/10aくらいか。1t/10aの場合、窒素全量は約20kg/10a。豚糞堆肥の肥効率は60~70%と言われているので、窒素は12~14kg/10a相当。低温期栽培では60%も出ないかもしれなが、CECも大きくないので、窒素的にこれ以上は入れても効率良くないか。

そうなると、少し古代天然苦土を加えるか。苦土成分量で8kg/10aなら、古代天然苦土(成分50%)で16kg/10a。平米16g程度なら問題なかろう。堆肥と合わせて12kg。タマネギ(収量4.6t当たり)の苦土吸収量は1.5kg/10aらしいので、成分的には十分過ぎる。しかし化学性はこの程度では乱れまい。

と、いうことで、この畑2aだから、
大町堆肥 200kg
古代天然苦土 3.2kg

でつくることにしよう。

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