下層土

ここのところトマトを誘引するワイヤーを張るためのフレーム(うちでは鳥居と呼んでいます)をφ48単管パイプでつくっています。足の部分は、2.5mの単管パイプをハーフサイズの軽量ブロックに通して、地下70〜80cmくらいのところに設置し、その上に土を被せます。80cmの土があれば、ワイヤーにテンションをかけてもまず鳥居が持ち上がったり、パイプが引き抜かれることはないのです。

重要なポイントは深い、深〜い穴を掘ることと左右の足を水平につくること。
で、ここ平林畑は、傾斜があるので、ハウスの前後、左右でかなりの高低差があります。左右でも25〜30cm違う^^;
なので高い側ではさらに深く掘る必要があるのでした。
IMG_1293.jpg
1mも掘ると、当然ながら下層土の状況がいろいろ分かります。トマトの根もそれ以前のに生えていたらしい植物の残根も地表から40cmくらいまでしか見えません。根が張れないほど土が硬いわけでもなく、水がにじむほど地下水位が高いわけでもないので、おそらく40cmより下は強烈な酸性や極度のリン酸不足なのでしょう。

しかし、この下層土の状況たるや・・・。ハウス4棟の4隅を掘っているので16箇所掘ることになるのですが、掘る度に違う土の状況なのです。酷かったのは2棟目の南側。石しか出てこない。大石小石がゴロゴロ。石と石の間は砂。火山灰土壌の台地のはずなのに火山灰土壌の特有の赤土がなかった。

そしてここ3棟目南側。ここは少しの大きな石と赤土。サクサク掘れる。しかも粘土っけも強い。
IMG_1290.jpg
こんなの作れちゃう(遊んでいるわけでは・・・・ありました)。
IMG_1291.jpg

数メートル違うだけでえらく下層土の環境は違うのでした。

考えてみるに、ここは台地の上と言っても、昔むかしは、今はとなり村を流れている唐沢川がこちら向きに流れていて、洪水・大水で流路が絶えず変わっていたと聞いたことがあります。だとすると、うちの畑を斜めに横切る向きに河道があった時代もあったのではないかと思われるのです。

石と砂礫ばかり出てきたところは川の中ほどで流速が速いので石ばかり積み上がり、粘土が多かったところは川の縁で流速が遅いので粘土が沈殿した。そんなことを想像しました。
今日掘り出した土、太陽に当たったのは百年ぶりかな?千年ぶりかな?

下層土は直しようがないので、これはこの畑の個性として受け止めて付き合っていくものです。当然地上部の育ちにも斑として現れるものもあると思いますが、これも何年か続けていくと、段々と極端な斑ではなくなってくるのです。下層環境が変わるわけではないので、下層土の個性を活かすように上層・作土の働きが変わってくる、何かの仕組みのつながり直しが起きてくるんだろうなと思うのです。いわゆる地力がつくってことが何らか分析の数字に捉えられることかもしれませんが、その奥で起きているつながり直しの仕組みこそ地力というか土のチカラの本体なのかもしれません。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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