冬菜とえんどう豆と低温対策

明朝の-8℃予想に備えて、久しぶりにハウスにATフィールド(あったか畑)を展開。つまり内張りカーテン。
IMG_0779.jpg
写真に映っている手前はスナップエンドウで奥は冬菜。年末にも同じくらいの寒さがあって、どちらも朝方は葉が凍りつくっていうのを経験しているので、それぞれ耐寒性はかなり高まっていると思われる。冬菜は露地でも越冬できるくらい寒さに強いので、通常ならば内張りカーテンは要らない。しかしスナップエンドウは寒さを経験したので耐寒性も高まっているかもしれないが、地面から離れた分だけ、地熱による保護が薄くなるため、凍害の危険があるのだ。

冬菜などのアブラナ科作物はそれ自体が耐寒性が高い作物だけど、越冬時の草姿は葉のみを展開させて茎は伸ばさずに、生長点は低い位置にある。それに対してえんどう豆は茎が伸びたら、生長点がどんどん上に上がっていってしまうのだ。放射冷却によって葉が凍害を受けるような冷え込みがある時、日中に蓄えられた地熱が夜中に放出され続けると凍霜害にならない。なるべく低い位置・地面に近いほど凍りにくいわけだ。えんどう豆の草姿はちょっと不利なのだ。

明朝の冷え込みは、今日の朝から分かっていたので、今日は昼前にマルチ内のかん水チューブで水やりをし、乾いてみえるところはジョーロで部分的に散水した。湿り気のある土は比熱が大きいので湿らせることで日中の温度を蓄えておくことができるのだ。
日中晴れたので一時的に換気したが、午後は雪雲が被ってきたのでハウスサイドは早めに閉めて保温した。夕方には内張りカーテンを展開。内張りカーテンは放射冷却を防ぐ効果、すなわちハウスの中から外へ向かって逃げる熱(赤外線)を遮断して内部を保温する効果がある。しかしカーテンさえ閉めれば自動的に保温されるってわけじゃない。保温カーテンが保温性を発揮するために、カーテンを閉める前にやっておくことがあるのだ。

光と地温と空気(風)と水、そして作物の組合せ、またその組み合わせるタイミング。どんな作物のどんな育て方の手法を使おうと、そこに常に自然の理はあるのだ。見えなくともそこに在るものに目を向けるかどうか、活かそうとするかどうかが自然農法というのだろう。無なんとか栽培をやれば自然農法なんじゃないよ。自然農法は農法ではなく、全ての農法は自然農法の一部なのだ。

コメント

コメントフォーム

  • URL:
  • 本文:
  • password:
  • 非公開コメント:
  • 管理者にだけ表示を許可する

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

わたむすび

最新記事

プロフィール

わたわた

Author:わたわた

わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示

カテゴリ

月別アーカイブ