Pay it forward (恩送り)

ペイ・フォワード 可能の王国』(原題はPay It Forward)という映画をHappy village farmの皆とゲストさんとでで見ました。
Pay it forwardは、pay backが支払う、対価を払う、お返しをするの意味なので、その反対。親切や善意に対してのお返しではなく、前もって払う、親切をしてくれた人への恩返しではなく、他人への恩送りという意味になるのでしょう。

日本では江戸時代から恩送りという概念はあったそうです。いわゆる「情けは人のためならず」のこと。善意は無償でするものだよってことです。それは見返りを求めるのではなく、善意の連鎖が続くことを信じること、実践すること自体に意味があるってことだと思います。

映画では主人公のトレバーくんは、連鎖の先が続いていくことをみようとするけれど、彼が見ている範囲では人の弱さや事情、人間関係などのなかで短期的には成就しません。むしろうまくいかないのは、個人のトラウマや心の弱さやこだわりや固まった価値感などが絡み合っていることが、丁寧に描かれていると思いました。でも善意の影響は何処かに、誰かに残っていて、見ず知らずの土地、人にまで伝わっていくことがある、そんな連鎖のつむぎ合いで世界はできている。少なくとも自分は恩送りの連鎖を信じるっていう選択をできるし、逆に負の連鎖(八つ当たり?、仇送り?、take it out on anyone)をしないという選択もできる。その選択権があることが人間なのだと思います。

最後は一見ハッピーエンドではないけれど、映画自体がPay it forwardであるためにどうあればいいのか。心に残るそれ(it)を次へ送るための終わり方だったのかなとも思いました。いい映画でした。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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