所有しない心で

この頃のわたわたは所有しないことをテーマにしている。全ては自分事ではなく、もちろん他人事ではなく、全ては実は一体のもの(私たちのもの)として進行していて、その中での担当パートが自分に濃く関わる部分であると。周囲と自分とを区別し、自分だけにフォーカスしてしまうと、利害関係や駆け引きにとらわれてしまう。取り繕いや駆け引きは、想定した枠組み以上の結果を生まない。新しい展開ではなく、同じタネから発する問題が、様々な形で繰り返し繰り返し現れる。

まず手放して流れを観る。その流れに従うことに抵抗感があったら、それは自分の執着。他人のためと思えることであっても、その他人との自分との関係におそらく執着がある。だから、その執着を手放すことがウッとすることであっても、そこを自分が乗り越えることの方が全体の流れに対して、滞りを生まない。そして新しい自分をみることができる。

数ヶ月先で職場で退職する人が出るため、来年は大幅に仕事の内容が変わりそうだ。
優先度をつけて、仕事を大幅に減らすことになるだろう。
ここ数年間かけて積み上げてきたキャベツの研究が第一優先。
これはわたわたたちが世界のために明らかにしていく役割をもっていること。
自然をどうみていくか、農とは何かを具体的に語っていく礎になること。
おそらく研究はこれ1本に限りなく近づけねばなるまい。
トマトもナスもカボチャも止めるしかないだろう。
トマトを栽培しない夏っというのは、わたわたがこういう仕事に入って以来なかったことになる。
作りたいと思うが、それは執着かとも思う。作る必然性のないものはやめるのが全体のためだろう。きっと何か意味があると、今は分からなくてもそうする。きっと分けは後で解るときがくると、流れに委ねる。

しかし一方で、研修生の研修はどうなるのだろうかと思案する。
キャベツに関わる仕事以外では野菜栽培が勉強できなくなってしまう。特に果菜類の勉強をしないで、野菜の研修をしてきましたとは言えないだろう。作物観察の根幹に関わる視点を学べないことになってしまう。
昨日と今日の説明会では、まだ未定なので、大幅に栽培品目が変わるかもしれないことは説明していない。自然を見つめる視点を学ぶ機会が必要であることは当然のこと。自分たちの研究も大事だが、その成果の展開には、実は人が必要。人と人が何でつながるかといえば、同じ視点の共有によってつながるもの。
したがって、
職場全体として、例年並みの研修の機会・レベルを確保することも全体から見たら正しい役割だろう。未来から見たら、研修生に視点を共有する機会を提供しないことは、研究が不十分になること以上に重大な事態だ。

だから、所有しない心から見たら、研究はキャベツに絞るが、果菜類を含む作物を栽培していくことは、研究からは外すが、研修からは外さないということが求められる。

研修から外さないとなれば、結局栽培は行うことだし、情報を総合的に伝えられるのもわたわた以外にはいないだろうとも思うが、それも執着か。
この場合、ウッとするのは、わたわた以外の人にその役割を果たしてもらうことを納得すること。あいつには無理だろうと頭ごなしに決めつけて、自分で背負い込もうという傲慢な自分がいる。だから、この場合も執着しないことを目指したい。うっする方向へ向かいたい。無理かどうかは当事者が決めること、現場で足りないと思えば、淡々と補う役割を果たせばいい。

わたわた自身の拘りなんかどうでも良いことだ、というか、おそらくそんなものは幻想、自分守りなのだろう。私たちはどういう未来が望みなのか。全ては相互に関連しあっているから、その関係性を手繰り、目の前の課題を見つめてみたい。職場の人たちともその目線を共有したいと思う。研修制度の真価、研修生を受け入れるということの意味が問われているのだと気づいた。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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