日焼け果

神奈川の有機農家Mさんからトマトの果実がおかしいのでと質問があった。他でも起こりそうなので、情報をシェアしておこうと思います。

症状は果実の一部が透明から乳白色になって、さらにぶよぶよになったり色上がりしなくなるということ。

アザミウマなどの被害果ではないということなので、日焼けor高温障害と診ました。

聞き取りのなかでのチェックポイント。

Mさんのトマト栽培地は露地とハウスがあるが、ハウスの方が酷い。
どちらかというと、畝の西側の方に多い。
追肥が遅れて木はかなり細くなっており、葉も小さく、しっかり芽かきもしており、かなり光が入る状態になっている。
周辺は水田地帯なので、ハウス内の通路も常に湿っている。

梅雨明け後、急速に気温があがった。そして、風の強い日に出た。

これは今まで強い水ストレスがかかったことのないトマトに、高温と強光線、そして強風に曝され、
特に強風が重なっために、トマトが萎れを警戒して気孔を閉じ、それによって株周辺の自己冷却ができなくなって、果実が異常高温になったのだろうと思われます。

そこそこ軽い水ストレスを経験しているトマトは、少々の乾燥や強風による異常な蒸散促進にもびっくりしないので、葉温維持のために気孔を急速に閉じたりしないと思いますが、水が多い環境が禍したとしか言い様のない現象と思います。

ある程度の段数になってきて、さらに茎が細く、葉も十分に茂らなくなってきていれば、芽かきをあまり過度にやらずに葉かげをつくるようにしておいた方が無難です。

とりあえずの対策は散水くらいですが、まずは少し枝を放任して茂らせること、数日なら寒冷紗をのせておくor西側に垂らしておくのも手かと思われました。

またMさんのところは当てはまらないものの、加里不足or加里過剰でさらに出やすい傾向があるので、事前に土壌診断などで分かっている圃場でも留意する必要があるでしょう。

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