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信州ぷ組農業技術交換会



信州ぷ組2011年農業技術交換会がありました。今年は6人が発表しました。今年も課題設定から発表スタイルまで多様性そのものでした。果樹2題、花1題、野菜3題でバランスもばっちりです。果樹も野菜も一緒にやるというのがミソです。自分で直接栽培している作物の話はもちろんですが、栽培していないものでも、そこの考え方は同じだと気づくと、自分の作物への理解が深まるのです。その法則というか学ぶ楽しさに気づくと、こういう勉強会はやみつきになりますね(笑)。

発表するというのは、何か人に教えて共益のある技術があるわけではないのだけど、発表の機会を通して、自分の現状と課題を整理し、みんなから意見をもらうことによって、自分自身を理解できる。そのやりとりの場が参加者の学びになるのだと思います。他の人は自分とは違う視点がみているから、それは違うなとか、なるほどなとか、どちらにしても集い語り合うことは、自分のためであるし、みんなのためになるということです。

今の世の中、情報はお金だという風潮、情報を抱え込むことやその出し方、コンテンツ管理で儲けようという勝ち組になりたい思考が横行してますが、冷静に考えたら、その情報の価値というのは、他人あって生まれるもので、所有すること自体が矛盾してます。情報囲い込みや一方的な発信というのは、コンテンツそのものを作り出し、再生産するものにはならない。ともに在ろうという発想、自分を出し、人からもらうというオープンでシンプルな発想が、深い理解や高い価値、人の質的な成長・魅力を生み出すものだと思います。

さて今年は、発表部分が終わったあと、わたわたが編集した夏の視察会のビデオをみて、それぞれの2010年の栽培の振り返りや視察者からのコメント、視察できなかったメンバーからの質問やアドバイスをうけてディスカッションしました。これは面白かった。農繁期は他人の圃場を見に行く時間はなかなかとれない、視察会といっても全日程参加できるわけではなく、部分参加という人が多い。果樹の人は野菜を見に行けないし、その逆もしかり。長野県は広いので、地区で分けるとやはり同じ事になる。これを記録ビデオとそれを見ての意見交換というのはつなげる働きをしてくれました。

わたわたは全部の視察会に参加してます。全体を通して思ったことは、当たり前ですが、それぞれの歩みがあるなということです。そして歩みが進んでいるかどうかというのは、収益というモノサシもあるでしょうが、それ以上に自分の目指すところが客観的に見えているかどうかかが重要かなと思いました。圃場の土壌病害や品種選択や販路拡大についても、色々な情報があるなかで、どんな情報を選ぶにしてもそれを見出し、吟味するには、自分の歩む方向が見えていないと迷いが増えてしまうだけです。歩む方向というのは、それまでを振り返ったら、出来てきたこと、出来なかったことが分かります。そのどちらも自分の中から出てきて形になったものであり、どうしてうまくいくようになったのか、どうして想いの割に実現できないのかを分析していったら、方向は見えてくるでしょう。実現できないことは自分の中で作り上げた虚像の堂々巡り、身についた技術やスタイルというのは実践の中から、つまり人や対象との関係から作り上げた現実の関係。現実を見ていけば、自分の役割が見えるということなのでしょう。そしてその視点があって自分の持っているイメージを虚像から実像にしていくこともできるのではないかなと思いました。そういう気づきを得るためにも、視察会や技術交換会は良い機会になるなと思いました。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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