信州ぷ組2012年圃場視察会-東信組-

信州ぷ組の東信地区の圃場視察会がありました。回った圃場は9カ所!瞬間最大人数は27名!という大盛況な視察会となりました。圃場にいると通りがかる人が何だ何だ?って見ながら通り過ぎていきました(笑)。
東信視察会2012-2 東信視察会2012

東信9軒の視察先は標高や地区はバラバラで非常に多様性に富んでいます。作物の種類やそれぞれの栽培方針も多様です。ズッキーニやトマトなどいくつかの農園で共通する品目もあるものの、同じ時期の同じ作物でも全然育ち方が違います。では、すべて個別的で他の農園を見ても自分の参考にはならないかというと、そうでもない。
同じ品目なら相互に比較することによって、その違いのもとになる環境や育て方との関連を読み解いていくことができるように思われます。異なる品目でもなぜその栽培をするのか、どのようにその姿になっているのかを知ることで、自分以外の人の視点を得られ、自分の作物を観る目が深まるのです。

っと言葉で表現すると、難しく聞こえるけれど、これは視察を繰り返すことで知らず知らずのうちに身についていくことですね。それも企業秘密にするのでなく、みんなの経験や工夫や失敗を正直に出し合ってこそのこと。現場から学ぶ、学び合えるつながりがあることが素晴らしいなと改めて思いました。

さて視察順に9軒の印象に残ったことを簡単にメモしておきましょ。

信州空やさい」さん:段々畑の下層土の水抜けが悪く、さらに土質の関係で水はけが課題。畝の作り方や明渠の設置等の工夫で対応していく。土質自体は団粒が壊れにくい性質を持ち、作り込んでいくと良い土になりそう。品種や資材選びなどセンスが良いのだけど、資材の効果で何とか制御してしまおうといった強引さを感じた。駆け出しの頃のわたわたも似たような傾向があったので気持ちはよく分かる。環境と作物とをどう合わせて行くかを主にして、有効な資材を従とすることを心がけると良いなと思いました。

高田農園」さん:主作物はズッキーニ。元肥なしで初期生育がとてもじっくりしていた。地力育ちなので、葉の大きさが徐々に大きくなる草姿。ここから追肥で追いかけていくとバランス良く品質の良いものがたくさん獲れるのだけど、高田さん本人が例えば坂下さんところとの木ぶりの違いを分からないと、この初期生育の良さが活かされない。追肥の比較や雑草対策など実践しながらできる観察から目を養っていく必要がある。栽培後の育土の方法として、冬にライ麦の作付け、春の畝立て時に部分的にライ麦をのこして障壁にすると良いと提案。

坂下農園222」さん:ズッキーニは昨年の軟腐病の病巣が嘘のよう。今年は気象条件に恵まれたとのこと。短期どりを繰り返す栽培方法で、切り替えの見極めがしっかりできていた。ミニトマト(アイコ)は今までで一番すっきりとした草姿で良く出来ていた。栽培としてはほぼ安定したように見えました。

小岩井農園」さん:キュウリのアブラムシとべと病。圃場の水はけ悪いし、土が硬く地力不足。収穫しながら根を張らせていく方法としてはしばらく若もぎを続けること。3本仕立ての基本枝を下位枝を使う方法を提案。畝づくりに関しては前年秋に粗大有機物(もみがら)を混入して畝立てをしておき、冬期間にライ麦をつくって腐熟を進め、春には敷き草に利用すると良いだろうという方法が現場ディスカッションから出てきました。


ルーラルファーム(研修中)」さん:研修先で借りている畑でタネとり栽培のお試し中。交配管理をしっかり身につける必要あり。

Farmめぐる」さん:広大な耕作放棄地の開墾も手がける。カヤをやんわりとなくす方法としては、古じゅうたんや古カーペットで覆って、日陰にすると良いが、ヤギやひつじを飼う方法もありかも。農地はとても気持ち良い場所にあり、エンドウと空豆が良く出来ていました。

やさいの森 石川自然農園」さん:
年々ズッキーニやインゲンはレベルアップ。ミニトマトは育苗で硬く締まっており、定植後の管理でほどいていくのが難しいようにおもわれました。

ひつじ畑」さん:キュウリは良く出来ていて、研修で習ったことや基本を確実に自分のものにしていると思いました。ひつじも元気いっぱいでした。農地は管理面積が多い形状なので、ひつじがうまく除草に使えるといいな


ナリタ農園」さん:相変わらずトマト上手です。参加していた長野県の農業大学校の基礎研修生が、ナリタさん、またトマト食べに来て良いですか?って目をきらきらさせながら聞いていたのが印象的でした。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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