地球暦新年、春分の日

今日は春分の日。太陽黄経0°、太陽を中心とする暦「地球暦」では今日から新年です。多くの古代文明は太陽信仰があり、天体や自然を揺るぎない法則と見て自らの位置を確認するという発想から1年の始まりを春分の日とすることは自然な感覚であったのだと思われます。西暦はキリスト教カトリック派の宗教暦であり、1月1日の天文学的な意味は不明ですが、何をモチーフに冬に1年の始まりを持ってきたのかというと、「冬至」が意識されていて、冬至を陰極まって陽に転じる日という意味から冬始まりになっているようです。ぴったし冬至なら良かったのに残念ですけど、春分頃に宗教行事を持ってきた都合から1月1日が決まったというのもある意味太陽を意識していたからかもしれません。正確な太陽の暦は、中国黄河文明では太陽の位置から季節を正確に割り出す方法として1年を24分割して表現する二十四節気が生まれ、春の始まり「立春」を1年の始まり(立春正月)という暦がありました。二十四節気は光の暦です。

そんな光の暦において、今日は中庸・調和の日。1年で1番縁起の良い、吉日のなかの吉日。

そんなブログ記事を準備していたら、地球暦の考案者杉山開知くんから、素敵なメールが届きました。メッセージは宮沢賢治の引用、そしてここでは紹介できませんが、彼独特の表現でリズム音楽に合わせた静かなトースティングが入っていました。開知くんありがとうです。
以下、宮沢賢治の引用文を転載します。

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Respect 宮沢賢治

農民芸術概論綱要

序論

……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……

おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である

農民芸術の興隆

……何故われらの芸術がいま起らねばならないか……

曾つてわれらの師父たちは乏しいながら可成楽しく生きてゐた
そこには芸術も宗教もあった
いまわれらにはただ労働が 生存があるばかりである
宗教は疲れて近代科学に置換され然も科学は冷く暗い
芸術はいまわれらを離れ然もわびしく堕落した
いま宗教家芸術家とは真善若くは美を独占し販るものである
われらに購ふべき力もなく 又さるものを必要とせぬ
いまやわれらは新たに正しき道を行き われらの美をば創らねばならぬ
芸術をもてあの灰色の労働を燃せ
ここにはわれら不断の潔く楽しい創造がある
都人よ 来ってわれらに交れ 世界よ 他意なきわれらを容れよ

農民芸術の本質

……何がわれらの芸術の心臓をなすものであるか……

もとより農民芸術も美を本質とするであらう
われらは新たな美を創る 美学は絶えず移動する
「美」の語さへ滅するまでに それは果なく拡がるであらう
岐路と邪路とをわれらは警めねばならぬ
農民芸術とは宇宙感情の地人個性と通ずる具体的なる表現である
そは直観と情緒との内経験を素材としたる無意識或は有意の創造である
そは常に実生活を肯定しこれを一層深化し高くせんとする
そは人生と自然とを不断の芸術写真とし尽くることなき詩歌とし
巨大な演劇舞踊として観照享受することを教へる
そは人々の精神を交通せしめ その感情を社会化し遂に一切を究竟地にまで導かんとする
かくてわれらの芸術は新興文化の基礎である


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以下、これを読んでわたわたに湧いてきた感想。

「まことの幸福を索ねよう 求道すでに道である」って好きですね。意識するせざる関わらず、「何のためにこの地球へ降り立ったのか」を人は求めて生きているのでしょう。それは始めから分かっているのに忘れて生まれてくるように出来ていて、設定課題の多い人ほど忘れ方も多く、実は役割も大きい。仏教ではそれをカルマと呼ぶのかもしれない。一生カルマにはまったまま気づけずに今世を終える人もいるだろうし、そういう人のおかげで周囲が成長するのなら、それも役割とも言える。これからの時代、世界のこの絡繰りを理解し、自分中心でなく、お互いの関係性から見えてくる本当の中心の周りを共に回る仲間との出会いは必然となっていくのでしょう。各々が各々と出会い、つながり、高め合う関係を築き、本当の中心から観た自分を知っていくこと、これは実は宇宙そのものが宇宙とは何なのかを知っていく仕組みなのでしょう。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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