日射量で1年を区切ってみる

太陽エネルギー(光)の量にもとづいて、1年を12または36に分ける方法を考えてみました。
植物や光エネルギーを利用する微生物のエネルギー源である光のリソースにもとづいて、1年を区分してみようという試みです。それはその土地の太陽光線のリズム、植物や生態系の日にちの感じ方といえるかもしれません。

松本測候所の気象データの全天日射データ(1970-2000版、2011年更新時に全天日射観測は外されたので(--#)、古いものを使っています)を使いました。全天日射は直射および散乱光から平米・1日当たりが受ける太陽の光エネルギー量です。それが36旬別の平均値で示されています。

これに期間日数をかけると一応積算値として代用できるので、これを年間で積算したものがその土地が1年間にうける太陽エネルギーの総量ということになります。

この総量を36で均等割りし、各時期の1日当たりの日射量で割ると、それぞれの時期にその36分の一のエネルギーが降り注いでくるのに必要な日数が割り出されます。その日数を積算すると365日を若干超えてしまうので、365日当たりに補正すると、太陽エネルギーを均等に受けるのに必要なその旬の日数になります。

5月下旬は6.5日くらいで光が満ち、12月になると同じ光を受けるのに15-16日くらいを要することが分かりました。つまり人間には1旬は10日ですが、植物的には5月下旬からは1週間くらい、12月や1月は半月でのんびり育つペースなのです。作物に合わせると、ひと月が20日くらいになるわけだから、そうりゃ、忙しいわけだ。

で、

この光の総量を360度に割り付けて、3月中旬と下旬の境(春分)を起点に3旬を1単位として1年を12区分してみました。
ソーラーコンパス
起点をどこにするかが難しいな。

で、これ何に使うの? っと自問。

う〜ん、肌で感じる季節、動植物の動きとマッチする季節の区切りが欲しいなと。暦の上では夏と言っても、松本じゃ春爛漫だし。立秋はまだ熱いけど、処暑なら確かに秋めく。麦まきの本当の限界は立冬よりは後だけど小雪じゃ遅すぎる。麦まきできる限界までが秋だろうとか。

例えば15度ほど時計回りにまわすと、立春のところに境の1つがくる。そこから春がスタートにして4区画が春(立春から立夏の5度ほど後)、次の4区画が夏(処暑まで)。次の2区画(小雪まで)が秋で、最後も2区画。これでかなり季節感がでるし、もっと言えば、旬を3つで1セットにしなければ、もう少し細かく設定できそう。土用も18日と決めないで、変化の速さに相応しく設定してもいいかもしれない。

とりあえずやり直し。
ソーラーコンパス2
立春を起点にして割り付けしなおし。積算日射量ももっと細かく配分。
春が1-4
夏は5-8
秋は9と10
冬は11と12
これで体感的な季節感と一致してきたかな。春の起点がポイントかな。
信州的にはあと15°回して雨水かな。



と、いうわけで雨水から春が始まる信州季節入りコンパス
ソーラーコンパス3

コメント

石綿さんの計算は、すごすぎて私の頭ではちんぷんかんぷんですが、わたしも、これを作物の成長を通して感じようとしています。周りの植林の影響で日照時間が落ちることも、マイナスと考えるのではなく、ひょっとすると旨く利用できるのではと考えています。
2012/01/26(木) 19:24:54 |URL|kとnのおとう #- [編集]
作物によって光飽和点が違いますから、作物によっては必ずしも影響が出ないこともありますね。栽植密度や枝葉の配置を光に合わせるっていうのがポイントだし、作物が取りこぼした光を緑肥や微生物に利用してもらって耕地生態系へ付加するっていう方法もありますね。
2012/01/26(木) 21:42:58 |URL|わたわた #ffuQZg8I [編集]

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