土ぼかし?の仕込み

信州ぷ組の新人Aさんが就農する農地は有名な(?)ガチンガチンの粘土地帯です。5月に着いた足跡が7月でもそのままの形で残っているくらい、乾くと石のように硬くなります。何とかそこの土を柔らかく作業性の良いものに変えていきたいということで相談を受けました。
一朝一夕にはなかなか難しいところです。中期的には籾殻や緑肥をうまく使いながら、土壌有機物を増やし、土中に無数の根穴を残して、根の通り道、空気・水の通り道を増やしていくことが王道だと思います。もうすっかり冬なので、今から緑肥は間に合わない。

そこで次善の策として今できることは籾殻を鋤き込んで土に馴染ませておくといったところ。春に地温があがったところで、有機肥料とともにボカシを作用させて土壌生物活性を高め、土を少しでもほぐして作物の根張りを促すことかなと思います。

さて、どんなボカシをどのように使うかがポイント。
初年度は作物に由来する有機物がないし、有機物に対しても施用履歴がないわけだから、その品目や施用する有機資材に適した土壌生物群を育てなければならない。そのためには、有機物を広く撒いてしまうのではなく、局在させて、そこでその有機物を利用する生物を誘導し、有機物づたいに土壌生物が広がることを期待する。
また使うボカシにしても何らかの現地土壌と馴染みやすい要素をはじめから持たせておくことが良いだろうと考えます。
と、いうわけで、
現地の土を持ってきてもらいその土を配合したボカシをつくろうという発想に至りました。土の微生物と発酵菌との橋渡しをするようなイメージです。しかし量的に大量にはできないから、今回の方法でできたボカシを直接使うのではなく、今後有機物(米ぬかなど)でつくるボカシに5%くらいずつ添加する感じで利用したら良いかなと考えています。


まず土をいったん乾かし、細かい部分だけをとって、光合成細菌液で湿らせます。
土ぼかし?の仕込み3

そこに混ぜる有機物として
土ぼかし?の材料
ライ麦フスマ(ライ麦フスマは容積で全体の半分)、カニガラ、スイートコーン粉砕物、ライ麦ワラの粉砕物、白砂糖、りんごEM発酵液、ドライイースト。

土と有機物は容積比で7:13で混ぜました。
土ぼかし?の仕込み

これを通常のボカシのようにいきなり密閉するのではなく、1週間ほど微好気発酵させようと思っています。
20-30度くらいにやんわり発熱するか、パンのような発酵臭がしたところで砂糖を足して密閉しようかな。


まったく別の方法も考えました。
土入り発酵液
こちらはEM活性液を仕込む要領で、りんごEM発酵液、光合成細菌液少々、白砂糖、ドライイーストをまぜたところへ土をそのまま入れて、土ごと活性液をつくってしまおうというもの。加温せずにハウスにおいてジンワリ発酵させます。発酵したらフスマなどを加えてボカシにする計画。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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