宇宙は連作

田畑の土に一定の作付け体系でずっと作物が作られ続けると、土の中には無数の根の通った穴(根成孔隙)が作られていく。
根成孔隙(写真は弘前大の農業工学HPよりいただきました)
作付けされる作物が一定のものの繰り返しだと、入ってくる有機物の構成が一定の周期性をもって同じになるから、その餌の種類やタイミングに適応した生物がまず増え、次にその生物を食べるものが増えたり、それらのおこぼれに与るものが増えたりして、生物相も多様化していく。根成孔隙は3次元につながっているから、土壌中で生物活性の高い領域が立体的な網目あるいは泡状構造のネットワークを形成していく。

そうやってある作物の作付け体系に土壌が特化していくと、周囲よりやや有機物(残根)の存在量が多く、その結果生物活性が高くなった場所は、次作においてより作物根に頼りにされて、根が多数集まる。そしてまたその領域は有機物が多く残り、小さくてもより豊かな微少生態系が発達し、それが三次元に無数にネットワークされていく。生物活性の高いところを光で表現したら、こんな画像になるはずだ。
大規模構造
実際、土壌有機物を土壌中から全部取りだしてしまうと、残った土の土壌呼吸(=土壌生物の活性)はほとんどないという。つまり土壌有機物が配置されているところに土の生物活性の大半はあるということ。
そしてその配置を作ったのは、人間が施した堆肥ではなく、作物自身の根。
繰り返し、繰り返しの栽培。連作が効率としては最高で、もちろん輪作してもいいけど、
それも結局はある周期で繰り返す連作のこと。周期性、繰り返しがその田畑固有の生態系を発達させる。


実は2枚目の画像は、土壌のレントゲン写真ではなく、宇宙の大規模構造(泡状構造)のイメージ画像。
宇宙の星々と微生物の世界は似ているのだった。
よく考えたら、宇宙は連作だ。恒星が微生物、銀河が微生物の複合体、銀河団のネットワークが根成孔隙。

そこで生み出され、そこへ帰り、再び星を銀河を何度も何度も生み出していく。
宇宙の大規模構造には本当は見えない木が生えているのかもしれない。その木からの栄養供給で銀河の星々は養われていて、銀河の星々の活動がその木を育てているともいえる。

銀河を養う木と星々の関係、それは[星の会合]だね。
星の会合
(絵は木の花ファミリーのみかちゃん作です。)

宇宙の仕組みをスーパーコンピューターとかでシュミレーションするのもいいけど、土と作物と微生物を反応させて結果を解析する生態系コンピューターというのは出来ないかな。いろいろな場合分けが出来てしまうような複雑な計算を生物のDNA合成の仕組みを使って解析させるDNAコンピューターってのはもう考えられているけど、きっとその何万何億倍もの複雑で入り組んだ解析ができるだろう。それが答えだって分からないくらい(笑)。だって、宇宙の仕組みを延々解析して出た答えが、地球の自然、目の前にあるものだったことだから。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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