下層土

ここのところトマトを誘引するワイヤーを張るためのフレーム(うちでは鳥居と呼んでいます)をφ48単管パイプでつくっています。足の部分は、2.5mの単管パイプをハーフサイズの軽量ブロックに通して、地下70〜80cmくらいのところに設置し、その上に土を被せます。80cmの土があれば、ワイヤーにテンションをかけてもまず鳥居が持ち上がったり、パイプが引き抜かれることはないのです。

重要なポイントは深い、深〜い穴を掘ることと左右の足を水平につくること。
で、ここ平林畑は、傾斜があるので、ハウスの前後、左右でかなりの高低差があります。左右でも25〜30cm違う^^;
なので高い側ではさらに深く掘る必要があるのでした。
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1mも掘ると、当然ながら下層土の状況がいろいろ分かります。トマトの根もそれ以前のに生えていたらしい植物の残根も地表から40cmくらいまでしか見えません。根が張れないほど土が硬いわけでもなく、水がにじむほど地下水位が高いわけでもないので、おそらく40cmより下は強烈な酸性や極度のリン酸不足なのでしょう。

しかし、この下層土の状況たるや・・・。ハウス4棟の4隅を掘っているので16箇所掘ることになるのですが、掘る度に違う土の状況なのです。酷かったのは2棟目の南側。石しか出てこない。大石小石がゴロゴロ。石と石の間は砂。火山灰土壌の台地のはずなのに火山灰土壌の特有の赤土がなかった。

そしてここ3棟目南側。ここは少しの大きな石と赤土。サクサク掘れる。しかも粘土っけも強い。
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こんなの作れちゃう(遊んでいるわけでは・・・・ありました)。
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数メートル違うだけでえらく下層土の環境は違うのでした。

考えてみるに、ここは台地の上と言っても、昔むかしは、今はとなり村を流れている唐沢川がこちら向きに流れていて、洪水・大水で流路が絶えず変わっていたと聞いたことがあります。だとすると、うちの畑を斜めに横切る向きに河道があった時代もあったのではないかと思われるのです。

石と砂礫ばかり出てきたところは川の中ほどで流速が速いので石ばかり積み上がり、粘土が多かったところは川の縁で流速が遅いので粘土が沈殿した。そんなことを想像しました。
今日掘り出した土、太陽に当たったのは百年ぶりかな?千年ぶりかな?

下層土は直しようがないので、これはこの畑の個性として受け止めて付き合っていくものです。当然地上部の育ちにも斑として現れるものもあると思いますが、これも何年か続けていくと、段々と極端な斑ではなくなってくるのです。下層環境が変わるわけではないので、下層土の個性を活かすように上層・作土の働きが変わってくる、何かの仕組みのつながり直しが起きてくるんだろうなと思うのです。いわゆる地力がつくってことが何らか分析の数字に捉えられることかもしれませんが、その奥で起きているつながり直しの仕組みこそ地力というか土のチカラの本体なのかもしれません。

サヤエンドウ

スナップエンドウの収穫が始まりました。追肥したのは清明の頃、そこから1節気進んで、穀雨に収穫ということで地球とともに生育するエンドウくんです。
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スナップエンドウ(snap pea)はアメリカで育成されたグリーンピース (Garden pea)から生まれた品種で、Garden peaにサヤエンドウsnow peaを交配してその後代から育成されたものらしい。莢が肉厚に肥大し、莢も未熟な子実も一緒に食べられるのが特徴。この莢が肥大する性質は劣性形質らしい。

今日の収穫作業中にサヤエンドウを見つけた。通常の絹さやよりも大きいので、もしかするとオランダサヤエンドウかもしれない。これは単なるタネの混じりなのか、交雑(つまりスナップ×絹さやもしくはオランダエンドウ)のものなのかは不明。
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莢が肥大しない方が莢が肥大する方よりも優性なので、もしスナップ×絹さやがあるとスナップ莢になる形質は隠れてしまうはず。タネのサイズは中間くらいにでるとすると、タネのサイズである程度判別できるかな? タネとって次世代どうなるか見てみたい・・・。メンデルさんじゃないけど、気になるなぁ。

スナップエンドウの追肥

4月に入って本格的に花が増えてきたスナップエンドウ。このままいくと2週間後くらいから収穫になるかなと思われました。ここまでの栽培では、エンドウは茎葉と根しかなかったのだけど、花が増え、莢の肥大がどんどん始まると、果菜類らしく茎葉、果実(莢)、根の3つのバランスが大事になってくると思われます。莢肥大で草勢が低下する前に手を打っておくなら今かなということで追肥をしました。
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通路マルチをめくると根が通路まで来ているのがわかります。通路には敷き藁も入っているので、その付近に堆肥(有機凛々)を播きました。窒素成分で1.7kg/10a相当。ワラの分解を促進して、そこに関わる生き物の活動を通じて、エンドウに養分が渡るといいなというイメージです。
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信州ぷ組地球暦ワークショップ

弥生朔日、信州ぷ組の地球暦ワークショップがありました。わたわたの信州ぷ組総合勉強会でも少しだけ地球暦で1年を俯瞰した農的自然を捉えるっていう話もするのですが、今日は地球暦そのものについて皆で学びました。地球暦勉強会でなくワークショップとしたのは、基本の話に加えて、5年くらい取り組んでいるメンバーもいるので活用事例を細かく見たり、何かワークをやろうということで企画しました。担当はわたわたとりんご屋すぎやまの杉山栄司さん。15名の参加者がありました。
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わたわたが地球暦の基本の話を担当。地球暦は太陽の周りを回る地球の1年を一兆分の一のスケールで写し取った地図を暦としたシンプルなつくりなのですが、そもそも地球そのものがどのように動いているのか、自転と公転が毎日見ている太陽と夜空の景色にどのように映っているのかを説明すると結構ボリュームのある話になるのです。地球と月の話、季節がどうして生じるか、そして二十四節気と旧暦の話が主体になりました。
その後杉山さんのリンゴ暦“Apple compass"と杉山さんがどのように記録をつけているか、栽培の計画や見通し立てにどのように使っているのかをシェアリング。

さらに参加者皆でいろいろ話。印象に残った話題としては、「地球の動きや星のことを考えると、落ち込んだり怒ったりしていても冷静になるっていうか、立ち位置を取り戻せる」。わたわたも「世の中に主義主張や考え方の違いはたくさんあるけれど、人間の考え方の分だけ異なる宇宙や月の運行があるんじゃなくて、地球や太陽系の運行は1つ。それをどう区切るかで様々な暦が生まれる。区切りは人間がつくった視点や約束事。だからお互いに1つしかない地球の運行を共有した上で、そっちはそう考えるんだね、こっちはこうだよと違いを分かり合うことができるのが地球暦じゃないかな。暦1つだけでも人々が共有できるものがあることが今の世で大事な気がするんだよね」と。

最後に宇宙と地球についての動画を皆でみて終了(写真は見ているところ)。
これで冬〜春期のぷ組勉強会関連は全て終了。あとは完全にシーズンインです。

トマト定植完了

今日は清明。育種&採種のトマト174株を植え付けました。6cmポットで花芽が見えてきている段階でダイレクトに植えました。育種系統用ハウスは昨年秋にトマト残さを鋤き込み、その後秋冬にかけて無施肥で葉ものを1作、十分すぎるほど育ちました。今日も無施肥で植え付けです。若苗定植の場合は元肥無施用が基本です。
これで春のトマト定植は一通り終了。
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昨年は、出荷用トマト(ゆめみそら)の最も早いもので4/12定植、多くは穀雨4/20頃の定植だったので、開花は立夏頃となり、収穫は夏至からスタートになりました。
今年は春分(3/23〜3/31)定植、清明で開花してきているので、小満(5/21)頃からの収穫が始まりそうです。二十四節気通りに進んでいるように見えます。季節が自動的に調整してくれているというよりも、播種や鉢上げのタイミングを二十四節気と新月に合わせて行ってきたので、栽培者もトマトもリズムをつかみ易いのかもしれないなと思っています。
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写真は3/23定植の「ゆめみそら」トマト。頂芽と第一花房直下の側枝をつかった二本仕立てにするのですが、すでに第一花房直下の腋芽が意を解したように第二主枝となるべく伸びてくれています。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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