トマト鉢替え

トマト“ゆめみそら”と“あまつそら”の苗を6cmポットから9cmポットへ鉢替えしました。一般的なトマトの苗づくりでは、苗箱や小さな穴のセルトレイで芽出しし、2週間ほど育てた小さな苗を9cm〜12cmポットに鉢上げし、そのまま植え付けまで50〜60日ほど育苗するのですが、Happy village farmでは288穴セル苗で発芽から一ヶ月、6cmポットに一旦鉢上げして1ヶ月間育てています。ダイレクトに9cmポットに上げるよりも一旦6cmで大きくした方が、根の分岐が早くから増え、地上部は葉数は同じでも1つ1つのパーツが小さめに育ちます。ちゃんと花芽も粟粒くらいの大きさに見えてきています。小さくても60日間育苗している日数分の発育は確保できています。「遅い生長と早い発育」っていう生育パターンです。
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直根、分岐根、根毛も出ているしっかりした根群が形成され、それに伴って地上部も小さいのに形が整っていて、盆栽っぽくなるイメージです。
この方法だと、育苗スペースが小さくて済み、早くから葉の形が整い、バランス良く育ってくれます。三つ子の魂百まで。ここでしっかり手間をかけることで、葉の茂りと花芽と根の3つが自律的にバランスして育つ素養が培われると考えています。

鉢替えは9cmポットに6割程土を入れておき(スピードポッターという土詰め器具に、6割分だけ土を入れるオプション板を当てると可能になる)、中央に穴をあけて6cmポットを置き、その周囲に土を丁寧に入れていきます。まぁ、手間はかかります^^;
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苗を苗床に戻す時に、1列ずつスペースを空ける“苗ずらし”の間隔で並べます。
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通常の9cmや10.5cmポットへのダイレクト鉢上げでもこのくらいの大きさで苗ずらしをするものですが、その時にはすでにポット内に根が回りきっている状態です。こちらはこれから9cmポット内の新しい土領域に根が伸ばせます。苗ずらしから10日から2週間で畑へ定植となるのは同じですが、9cmや10.5cmポットだと老化苗に陥りやすいのですが、この方式だと老化しにくく苗齢をかせげるというわけです。

植物の生育には、「生長」と「発育」の2つの捉え方があり、それぞれに「速い/遅い」「早い/遅い」があるので4通りの組合せが考えられます。高冷地のハウス無加温栽培でトマトをつくろうという場合は、「遅い生長」(育苗スペースの節約、老化防止)と「早い発育」(花芽着生位置を下げる、早生化)の組合せが有利であり、そのための育苗っていう考え方です。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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