ダイコンの選抜
三浦大根のボリューム感・形状を残しつつ、抜きやすくするために首を太めにして総太り的にします。三浦大根は肉質は緻密ですが、表皮は薄く傷つきやすいので、少し丈夫なものへ持って行きます。肉質の良さは実は曲がりやすさでもあるので、形が整いすぎているものではあく、変形しやすいものを選ぶようにしています。あと、ス入りのチェック。根を切るわけにはいかないので、下葉の葉柄の内部コルク化を調べます。今年は雨が多くて、長さの判別がしにくいので、長さで選ばないようにします。栽培環境・その年の状況に応じて注目するポイント、注目しないポイントを嗅ぎ分ける必要があるわけです。杓子定規に育つ作物はないので、相手を生き物と認めるのなら、同じ生き物同士、今年はどうなの?って思いで時間を共有して向かい合うってことですね。
選抜に外れたダイコンたちは直売所へ出荷。橫に青首ダイコンたくさん並んでいますが、ポップの効果かちゃんと選ばれるようです。三浦の味を知っているのかな?
さらに出荷できない割れなどは自家用。
ちょっぴりのオリーブオイルをたらし、塩とヒタヒタの水で炊いた三浦大根の塩炊き。
ダシ不要の旨さです。
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