白露の草刈りと乙事主

まだ白露まで8°ほどありますが、夏の最後の草刈りをしました。
夏の最後の草刈り
ここ信州松本では、夏草は処暑を境として徐々に力をなくしていきます。白露になるともうほとんど復活できません。畔や土手をキレイに管理しようと思ったら、立秋から処暑までに1回草刈りをして草丈を揃えておき、白露のちょっと前に草刈りをすると夏草は地面すれすれで弱々しく再生する程度となり、秋にきれいな畔を維持することができます。

ここから本題。

今日は午後から雨の予報だったけれど、わたわたにはそう思えなかった。風が何とかしてくれる。そういう思いが勝手に湧いてきて、体が熱くなった。湧いてくる思いに任せて体を動かすと、う〜ん、これって魔封波(?)みたいな動きになった。まぁ、それはどうでも良いとして、今日の風は変だった。

草刈りの作業中。ずっと風から何か気配を感じる。風に揺れる草を見ていると何か獣のようなものが動いているような感じ。通りすがりのネコバス?っと思ったけど、何か違う。ここが目的地のような風。
その時、わたわたの頭の中には何故か「おっとこぬし、おっとこぬし」という言葉が浮かび、わたわたはもののけ姫の乙事主の登場するシーンを思い浮かべたりしていた。なんで今日、もののけ姫? しかも乙事主? とか思いながら。

昼休みに雨の降り出しを確認しようとアメダスを見た。日のあるうちは雨の予想は松本平を避けるように予想されていた。ついでに風アメダスを見ると、この強風は山梨県北西部から諏訪を経由して松本盆地までしか吹いていないことが分かった。

きっと諏訪の神さまが風を送ってくれているんだな、そう思って南東の方を向いてお礼を言った。


家に帰ってきて、夕飯の時。
Namiさんに今日の風のことを話した。Namiさんも豆の収穫作業をしていて、雨に遭いませんようにと思っていたらしい。アメダスでも諏訪から松本までの風だったんだよ、きっと諏訪の神さまが・・・と話すと、
Namiさんが、「そういえば昔、原村か富士見かの辺りの乙事亭ってそば屋さんに行ったよね」と脈絡もなく切り出す。わたわた、「へ?」。Namiさん「確か乙事神社っていうのがそこにあったよね。前を通ったよ。」。わたわた「え?」。わたわたはそのそば屋さんのことは忘れていた。

というより、会話の中で、まだ「おっことぬしって言葉が頭の中をずっと回っていてね」ってわたわたは言っていなかった。

おっことぬし=乙事主である。Namiさんが調べてくれたところによると、乙事諏訪神社というのが諏訪郡富士見町乙事にあった。諏訪神社だから祭神はもちろん風の神さまなんだけど、多くの諏訪神社と同じようにもともと在った地方の神さまの神社に諏訪の神さまを迎え入れたということのようだ。

今日の風は間違いなく乙事主さまの風だったのだろう(ちゃんと名乗っていたわけだし)。
諏訪の大神さまが波田の子神へと使わしたのだろう。
なぜNamiさんはいきなり乙事亭の話をしたのだろう。

この頃こういう出来事が多い。
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葉焼けが再生!?

8/27のこと。この日はわたわたは1人で作業をしていた。

苗床にコナガが1匹飛んでいた。1匹いたということはもっといるかもしれないし、すでに卵を産み付けられたかもしれないなと思い、苗段階で虫をつけて畑へ出すのはまずいので、何か微生物農薬をかけておこうと思った。そしてあまり深く考えずに、キャベツに使った残りのボタニガードES(ボーベリア・バシアーナというカビ)という乳剤を撒いた。

その後、1時間ほどして苗床へ間引き作業をしに行ってみると、
薬害1

!! 凋れてる!

薬害である。キャベツでは何ともなかったのだが、クチクラ層の薄いハクサイには乳剤の上に浮いていた油分がきつかったのだろう。
薬害2
見る見る葉っぱがスリガラス状になっていく・・・・。完全に薬害だ。


考えるよりも先に、わたわたは、テネモス活水器を通した水に光合成細菌とEM1号を加えた水を何度も葉にかけた。土を湿らせるというよりは、さ〜っと葉にかけては少し乾かし、またかけるというのを繰り返した。
なぜそうしたのかは良く思い出せない。


見ていても仕方がないので、間引き作業は行うことにした。
そして間引きをしている時に気がついた。
薬害3

あれ!? 透けてなくないか??? もっとダメージなかったけ?

そう、明らかに治ってきていた。実際間引き作業しながら見ている目の前で透け具合が少なくなってくるのが分かった。

薬害って治るか、普通? 
とにかく、分からないけど、もう何回か、テネモス水+光合成細菌をかけ続けよう。


そして間引きを続けながら考えた。

葉が透けるのは、炭化水素系の油分がリン脂質二重膜に相融している細胞膜が機能しなくなり、一部は壊れ、浸透圧調整が出来なくなっている状態。透ける前ならともかく、透けたあとに水をかけても再生することはないはず。過去の経験でもそう。でも目の前で起きているこれは何だろう?

っっというか、なんで光合成細菌の水をかけたんだっけ、自分は?
それも分からん。その時の思考が思い出せない。
ん〜。・・・・。


あっ、そうか。テネモスだ。吸引力原理で考えたらどうなる?

テネモスでは植物も微生物だという。微生物は空気が生き物化したものだという。土表面を境にして、地上にいる植物や微生物を光合成菌(プラスの菌)、根や地下にいる微生物を土壌菌(マイナスの菌)という。植物の生育とは、光合成菌が植物を大きくしている。光のエネルギーで糖を合成して・・・というのは実は結果であって、光が振動を作り、細かい振動=高周波振動=細かい微生物の発生=空気の物質化によって菌体が増殖する。微生物の物質的な原料が植物なら、微生物は植物という形になるというもの。だから振動をつくることができれば、光は必ずしもいらないという。実際、テネモスの研究所では光の弱い室内で、水の振動の改質だけで徒長させることなく植物を育てていた。

細かな振動=微生物(命)の数を増やす=細胞の発生・再生。

植物組織が壊れるとか、植物細胞が機能停止となって、内容物が外に出てしまった状態というのは、その生き物を作っている物質(内容物)はあっても、それを利用している細胞(微生物)がいない状態のこと。微生物数が少ないのに物質だけ偏って多いということ。物質があるのにそれを取り囲む壁(セル)がないということは、その場の振動が荒いってことだ。

そこに微生物を与えたらどうなるか。テネモス水で吸引サイクル(情報)をくっつけて。微生物が物質を取り囲むだろう。命の数と物質の数が釣り合うだろう。その物質は元々植物だった。光もたくさん注いでいる。すると、微生物は植物細胞として再生するだろう。撒水したのは光合成細菌。元々光を使うし、地上で培養している微生物はプラスの菌だから、植物と同類と見なされる。

そうか、吸引力による細胞の再生だったんだ。
薬害の葉っぱとかECが高い土壌とかは、物質に主(あるじ)がいない状態。それに対して物質をたくさんの生き物が利用し合っている葉の上や土壌中では、光合成菌や土壌菌がたくさんいて、物質は豊富だけどゴミがない状態。土ならECが低いということ。
微生物の活動を増やすということは、空気が取り込まれて単なる物質を生きた物質(命)に変えていくサイクル。崩壊の逆だから、壊れかけた葉っぱが再生したということ。

テネモス理論が働くさまをリアルに経験したなと思った。
資材がテネモス液肥とかでなくてもいいんだ、テネモスというのは「我々は持っている」という意味。特定の資材や方法のことではなく、現場で組み立てる考え方のことだと気づいた。

そもそも今回、思考より先に感覚で実行していた。
そしてあとからテネモス的に考えたら意味が何となく整理できた。

そして思った。

こうした発見や気づきというのは、何かしらの現場を持っている人には、日常的に起きていることだろう。
またそれは神秘的なものではなく、現実の生態系のなか、宇宙のそれぞれの存在の営みを支えている当たり前のことなのだろう。人間が見いだそうとしないから、原理や法則として知らないし、応用できないだけ。

人間は気づける認識する力を持つ。
この世界に始めからある原理や法則(形なきもの)を現実(あるもの)にしていくこと、そして現実化・現象化したことを表現していくことができる。

宇宙に遍満する法則を三次元世界にダイナミックに現していくことが地球の役割であり、またそれを認識し表現していくことが人間の役割である。元々あるものを具体的に展開し、高め、元々あるものの意味を知っていくことこれをおそらく常立(とこたち)というのだろう。それはこの宇宙が自らを知っていくための営みである。
人間はどこからでも気づいていくことができる。今はそれを表現するためのツールにも出会うことができる。
形にしていくことが地球というフィールドを地でやっていくということ。豊かな実りを目指すなら、人間は地球そのものと言えるし、またそのことを通して、原理や法則に気づくことは宇宙の歩みを進めるものと言えるだろう。


こういう日に限って誰もそばにいなかったというのは何なんだろう(笑)。


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薬害4
数日後の観察。少々残ったけど、大きなダメージにならなかった。

土星テスト

今日は地域の皆さんと一緒に取り組んでいる大豆畑の除草と、職場の隣の保育園児たちが聖護院カブをつくる予定の畑の除草&準備をしました。

大豆畑の取り組みは地域で立ち上がった食と農の連絡協議会で運営しているもの。わたわたを含む職場有志で参加しているのだけど、栽培自体にアドバイスをしていることから今回は仕事として除草に行きました。実は、昨年も皆さんで大豆栽培をやって、雑草だらけになって、みんなで苦労して除草しました。地域の方々から自然農法センターの技術で何か草取りを楽にする方法はないの?って聞かれ、できますよ!と自信満々に宣言したIさん(わたわたの上司ね、一応)。で、今年、草がおとなしくなる耕耘方法で準備し、わたわたも何回か紹介している大麦による緑肥マルチ栽培で臨んだわけです。

・・・・が、負けました。雑草がおとなしくなんな〜い。その畑の前作は加工トマトだったのだけど、草が半端でなかった。やはり雑草種子がたくさん過ぎた。そして播種予定日の雨による順延といったアクシデントの重なり過ぎ。さらにハトとスズメに追い打ちをかけられ、大豆が茂りませんでした。

というわけで人海戦術で草刈りしました。大豆の畝間にしゃがみこんで草刈りしながらひたすら前進。
どうにか大豆畑に見えるまでになりました。

やはり自然農法は、土あってこそです。自分たちでいつも言っていることですが、どこでも同じ結果になる技術というのはない。土に合わせる、作物に合わせる、つまり自然に合わせる技術。その土にその作物を育てるとしたら、何をどうもっていくかってことなんだから、見通しは立てるとしても、その都度自然の反応を見て、手立てを変えていかないと初めての畑では対応できないってことです。

当初の播種日の設定は良かったけど、雨で順延になった時点で、次のみんなが集まれる作業日を優先するのではなく、次の晴れ間に速やかに播種すべきだった。ハト害が出始めた時点でネット張ることにすれば良かった。これだけで相当に雑草が抑えられたはず。それでも抑えきれないなと思われた時点で早めの除草に入れば・・・・。
こうやって筋道だてて考えれば当たり前のことながら、基本を外した結果をいただいたってことだなと思いました。


午後からは隣の保育園児のためのカブ畑の準備でした。こちらも地域の食育への協力として取り組んでいます。2年前からやってます。お話「おおきな蕪」が実体験できるので好評です。
こちらは前もって緑肥を鋤き込んでおいて準備をしていたものの、その後雨が多く、草がおとなしくなる表層耕起ができずにいる間に一面スベリヒユ畑になってしまっていたのでした。しかしほとんどの雑草がスベリヒユだったので、手除草で地上部を刈り取ってしまえば、ぱっと草のない畑になることが分かっていました。
で、午前中の雑草に慣れた布陣で一気に除草したら一瞬で終わりました。除草と整地後、ヤサイゾウムシがたくさんいたのでEM活性液の高濃度撒布(なんと2倍希釈!)をして完了です。餌になる未熟な有機物が急速に萎み、畑が乾くのでどこかへ行ってしまうでしょう。

こちらの畑は、雑草の地上部だけを持ち出して地下部はいわゆる不耕起方式を採用。ヘタに雑草を鋤き込むと蕪が奇形になってしまいます。折しも台風による強雨も予想されることから、不耕起畑の方が雨に強いのです。こちらは土に合わせる、蕪に合わせる、明後日とか台風とかの状況に合わせるがうまく出来たパターンだったと思います。

そういえば、今日は「水星と土星の開き」でした。
情報を集める水星と基準・規範を司る土星。それが開いているのだから、水星の集めてきた情報が新たな基準や確実な土台になっているのかを土星はテストするのでしょう。

今日1日、見事にテストされてましたね。

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タマネギ播種

タマネギの播種をしました。
タマネギ播種
昨年は苗が不揃いで、越冬性に関して大苗になったものと小さいままだったものとの差が歴然と出たので、今年はしっかり苗を作ろうと思います。

うちの畑はCECが16程度の黒ボク混じりの沖積土。リン吸が低いので水はけさえ確保できればタマネギやニンジンに向いています。タマネギの場合、初期にリン酸が十分に効くかどうかが太りが良く腐りにくい体質に育てていくポイント。窒素はないのは困るが極力少なめが良い。

そこで! 有機りんりん堆肥(窒素2%の有機肥料、わたわた的にはこの資材は堆肥ではなく、好気発酵ボカシだと考えています)を3t/10aレベルで施用。これで窒素30kg入り、無機化率が40%だとすると12kg/10aが効いてくる。ゆっくり出てくるとしてもちょっと量が多いので、これを緩和するためにゼオライト1t/10a施用。

ゼオライトのCECを100meとすると(実際もっと高いはずだが)、土のCECが1me上がる。
空いている1meの枠があると、りんりん堆肥から無機化したアンモニアがいったんトラップされる。トラップされたアンモニアは容易に硝酸化成しない。タマネギに容易に窒素が渡らないが、タマネギが気合いを入れて吸収しようとすれば吸える。結果、タマネギは過不足なく育つ。

というわけで資材を鋤き込んだ畝に溝を切り、厚播きにならないように播種しました。

今年の栽培品種は、貯蔵系のラッキー、ノンクーラーとルージュ(赤玉ネギ)です。昨年はノンクーラーを作り、結構良い出来でした。この品種、固定種なのに丈夫で揃いも良いです。

品種で今興味あるのは「スイートグローブ」。今年はタネが間に合わなかったので来年かな。

F1ピートン

ピートンF1-1
F1ピートンが色づいてきました。果形はピートン形。果長はピートンが優性に発現し、果実の太さは中間。

ピートンF1-2
果揃いが良く、担果力が高い。良い感じで雑種強勢が働いているようです。

完熟どりが本命ですが、未熟果が黄緑果の純系ピートンに比べ、未熟果もそこそこ緑色が濃いのでピーマンとして収穫することもできそうです。ということは、未熟果をピーマンとして収穫しながら樹を作っていき、完熟果どりに移行するという栽培が出来そうです。期待が膨らみます。

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わたわた(いしわたかおる)です。料理と野菜を育てることが大好きです。何気ない日常も全てこの地球の表現の1ページ。生命と進化の星、地球を表現すべく、日常の1つ1つに心を込めて「生きる」をやっていきます。

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